早慶コースを担当する水谷勇揮です。
両親ともに長野県内の小学校の教員という家庭で育ちました。(現在、父は志青塾の塾長をしています。)兄が早稲田大学に通っていた事もあり、私は現役時に早稲田大学の法学部を受験しました。
ただ、現役時代の勉強は自分では勉強を「したつもり」になっていても、合格するための勉強量には程遠かったと思います。単語帳は8割くらいの定着、赤本も1回問題を見ただけ、やるべき事は分かっているのに取り組めない状況です。現役時の模試の判定は良くてもD判定で、受かればいいな、もしかしたら受かるかもしれない、という気持ちで受験に臨みました。

しかし、そんな中途半端な勉強では受かるはずもありません。1つの学部しか受験しなかった私は浪人が決定しました。周りの人たちからは君には早稲田は絶対に合格できないと言われていましたが、どうしても周りを見返したいという気持ちがとても強かったです。自分の甘さを痛感し、浪人するのであれば誰よりも努力し、絶対に合格する自信をつけて試験に臨む準備をすると強く決めました。

勉強する時間を少しでも多くするために、予備校などには通わずに自宅で浪人する事を選びます。10倍前後の倍率でも合格するためには、他人と差をつける事が大切です。
他の受験生が移動に使っている時間も、自分は勉強にあてるしかないと考え毎日勉強に取り組んでいました。授業は全く受けずに、1つの参考書を徹底的に繰り返しました。50回以上繰り返した参考書もあります。そのように1年間を過ごし、慶應義塾大学の商学部と早稲田大学の政治経済学部に合格することができました。合格した時にはもちろん嬉しかったですが、ここまでやったんだから受かって当然だという気持ちもありました。


一般的には難しいとされていますが、早慶の試験でもここまでやれば必ず合格できるというラインが存在します。同じように取り組んだ私の弟も、早稲田大学の政治経済学部をはじめ、法学部、商学部、教育学部など複数の学部に現役で合格しました。


浪人生活を経て感じた事は、他人がやらないところまで取り組めばどんな目標でも絶対に達成できる、という事です。それがその後の人生でもとても大きな自信になります。周りに何と言われても絶対にやり遂げる力をこの1年間でつけましょう。

相対化して考えれば不可能なことはない

早慶の合格は難しいと言われていますが、それはなぜでしょうか?
倍率が10倍近いこと、偏差値が高いことなどが主な理由ですが、早慶の合格よりも東大や京大に合格することの方が難しいですよね。
それでも、早慶が難しいと言われているのは私立大学の中では合格する難易度が高いからだと思います。


難しいとか、大変というのは、常に何かと比べた時に感じるものです。
東大や京大に合格することを本気で目指している人からすると、早慶の合格は簡単に感じられるでしょう。
時速100キロは速いですが、時速300キロと比べると遅いと感じられるのと同じです。


絶対的な基準というのは実は世の中に存在しておらず、いつも何かと比べた時に感じる相対的なものでしかないと思います。
私は早慶に確実に合格するために、東大の問題を解いたり、試験よりも何倍も長い英語の文章を読むようにしていました。
そうすると、試験本番では問題がとても簡単に感じられるようになりました。


受験勉強の辛さも同じです。辛いと感じていても、自分の辛さなんて大したことないと思えるようにすることが大切です。
日本に生まれた時点でとても幸せなことですし、この時代は世界を巻き込んだ戦争もありません。
多少辛いことはあっても、自分の人生は自分の努力次第でいかようにも変えることが出来ます。


受験勉強は、これらのことを実践して自信を付けるための良い機会だと思います。
考え方を変えれば、本気で勉強に取り組むことが出来るようになります。人が本気を出すと、物凄いパワーを発揮することが出来ます。
自分が決めた目標を達成する、そんな経験を受験勉強を通して自信を獲得してもらいたいと考えています。

大学に合格した自分を想像する

全てをかけて勉強に取り組むために大切なことは、大学に合格した自分の姿を強く思い描くことです。
実際にキャンパスに行ってみるのが一番ですが、今はコロナの影響で難しいかもしれません。そうであれば、キャンパスの写真を見たり、授業やサークルについて調べたり、どんな場所に住むのかを考えたりします。自分の心がワクワクするまで想像してみます。私はいつも慶應のガイドブックを手元に置いて勉強していました。


勉強に集中したいけれど集中できない時は、無理に勉強するのではなく夢や目標について考えましょう。ぼんやりと情報を集めるのではなく、興味があるものをどんどんと調べていきます。そうすると、自分がそれを達成した時のことが具体的にイメージ出来ます。


そうすると、勉強することが自分の夢の一部になり、どんなに長い時間でも集中して勉強できるようになります。勉強が辛い人は、この気持ちが足りていないんだと思います。自分の夢を、強烈に想像してみて下さい。それが大きければ大きいほど、勉強の辛さなんて忘れることが出来ます。

ルールを作ること

しかし、どれだけ気持ちを強く持っても毎日のやるべきことをこなせなければ意味がありません。また、その日その日でやるべきことが変わってしまうことも効率的ではありません。

私は塾や予備校に通わずに自宅で浪人生活を送っていましたが、毎日決まったルールで勉強するようにしていました。朝起きる時間、勉強を始める時間、休憩時間は全て決まめた通りのルールを守っていました。勉強内容も、曜日ごとに決めた内容に取り組んでいたのでその日のやる気に左右されずに最後までやり切ることが出来ました。

予備校に通わない大学受験を経験した私が学習塾の講師をしているのは、どうすれば受験勉強を乗り越えるモチベーションを維持できるかを伝えるためでもあります。
大学受験の勉強に限らず、何かを頑張る時に最も大切なのは気持ちです。実際にものごとに働きかけるのは頭で考えて手を動かすことですが、それらを動かすのは気持ちです。大学受験を乗り越えて気持ちを鍛えることが出来れば、今後の人生にもきっと役に立つはずです。


小学校や中学校は決まったルールがあったからこそ皆時間通りに来ていましたよね。高校になるとルールが緩くなるのですが。。
ルールというのはとても便利です。塾に通って何時から何時まで勉強する、ということをルール化してしまえば、気持ちに影響されなくなります。

人には2つの人生がある

人は誰でも、2つの人生を持っていると聞いたことがあります。
辛いことを避けて生きるか、辛いことを乗り越えて生きるか、どちらかの人生があります。


あなたの周りにも、スポーツや勉強に一生懸命に取り組んでいる人もいると思います。辛いことを乗り越える人生を生きている人です。そうした人の頑張りは、とても自分には出来ないと思えますよね。どうしてそんなに頑張れるのか?周りの人からすると不思議なほどです。


しかし、その本人はそれほど辛いと感じていないことも多いです。辛いと感じていないからこそ頑張れているのだと思います。辛くないので、頑張っているという意識もないかもしれません。なぜなら、その努力は自分がどうしても達成したい夢のために当然の努力だと感じているからです。辛く感じる場面があっても、それを上回る喜びを想像しているから乗り越えられます。


2つの人生のどちらを生きるかを分けるのは、どれほど本気で夢を達成したいと思っているかに掛かっているのです。自分は本気になれていないと感じる人は、無理やり頑張るのではなく自分の夢を膨らませることを先にすべきなのです。本気で何かに取り組めている時は、辛さなんて全く感じられません。私は、その努力の楽しさを伝えていきたいと考えています。